SNS型投資詐欺被害が昨年大幅に増加、DMで接触しLINEに誘導して詐取

SNSを使って接触し金銭をだまし取ったり暗号資産を詐取するSNS型投資詐欺。警察庁が発表した昨年1年間の暫定値によると、全国での認知件数は10164件、被害額は1268億円にのぼり、前年と比較すると件数で164.3%、被害額で178.6%と大幅に増加した。

※数値にはロマンス詐欺が含まれている。
※出典:警察庁「令和6年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」(暫定値版)

SNSを悪用した投資詐欺について警察庁は、SNS型投資詐欺と恋愛感情につけ入るSNS型ロマンス詐欺に分けて類型している。警察庁が発表した昨年1年間のSNS型投資詐欺の暫定値によると、接触時に使うSNSはインスタグラムやフェイスブック、LINE、マッチングアプリをはじめさまざまなツールが使われているのに対し、接触後にやりとりする連絡ツールはLINEがSNS型投資詐欺で全体の90.8%、SNS型ロマンス詐欺で94.1%となっており接触した後はLINEに誘導してやりとりするケースが圧倒的に多い。

また、SNS型投資詐欺の接触手段はバナー等広告(44.8%)とダイレクトメッセージ(31.9%)で全体の8割近くを占めた。しかし、警察庁によるとバナー等広告を悪用した接触手段は2024年5月以降、減少に転じており同7月以降はダイレクトメッセージがバナー等広告を上回っている。一方、SNS型ロマンス詐欺ではマッチングアプリで接触するケースが男性35.1%、女性34.7%ともっとも多く、接触手段はダイレクトメッセージが全体の8割以上を占めている。つまりSNS型投資詐欺の犯罪者はさまざまなSNSを使って主にダイレクトメッセージでターゲットに接触し、その後、LINEに誘導した後、LINEでやりとりをして関係を深めて振込金や暗号資産を窃取する実態があるようだ。

認知件数を都道府県別で見ると大阪府が1016件ともっとも多く、次いで兵庫県(913件)、東京都(871件)、愛知県(675件)、福岡県(663件)と続き都市圏での発生が目立っている。オンライン上の詐欺をめぐっては、東南アジアにサイバー詐欺グループの拠点が複数確認されており、それら犯罪拠点に監禁された人たちがオンライン詐欺を強要されている実態があるほか、中国では殺猪盤(さっちょんばん Sha Zhu Pan)と呼ばれるオンラインを使った暗号資産投資詐欺がかねてより多発している状況がある。

■出典

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/sousa/sagi.html

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