ダークウェブへの情報漏洩調査などを手がけるセキュアイノベーション(沖縄県那覇市、栗田智明代表)は、認証情報の漏えいを一律15万円で行う流出アカウント調査サービスを提供する。調査をして漏えいが確認されなかった場合は料金がかからないという。
セキュアイノベーションが新たに開始する流出アカウント調査サービスはログイン情報を調査し、流出が確認された時は対応方法を提示するサービス。ウェブドメイン、サブドメイン、メールドメインが対象で、最初にドメイン情報を指定して調査を申し込むと、7~10営業日で調査結果が報告されるという。調査はダークウェブのブラックマーケット等を対象に行う。費用は一律15万円だが、漏えいが確認されなかった時は費用がかからず無料になるという。
自社のメールアカウントやウェブアカウントの認証データが流出していないか確認したい企業や過去にサイバー攻撃を受けて自社アカウントの流出が不安な企業、自社で調査を行うことが難しく外部への依頼を検討している企業等が対象という。
サイバー攻撃を受けるなどして漏えいした可能性のあるデータの調査は多額の費用がかかるうえ、調査を行っても必ずしも明確な結果が出ないケースも少なくない。一方で漏えいしたアカウント情報はダークウェブのマーケットで販売されてランサムウェア等のサイバー犯罪の初期アクセスに使われている実態がある。セキュアイノベーションの新たなサービスはアカウント情報に特化して調査を行うことで費用を抑えるとともに漏えいが確認されない場合は料金がかからないので中小企業等においても比較的容易に調査依頼をすることができそうだ。
セキュアイノベーションはダークウェブ情報漏洩調査やデジタルフォレンジックサービスを手がけている沖縄県那覇市を拠点にしているサイバーセキュリティベンチャー。昨年、株式会社クレスコ、グローバルセキュリティエキスパート株式会社、株式会社QTnetと相次ぎ資本業務提携を結んでいる。
流出アカウント調査サービスに関する問い合わせはセキュアイノベーションのこちらのフォームから。