サイバークライシス 狙われる金融システム―中南米で起きていること―

メキシコの銀行で電子決済システムSPEI(Interbank Electronic Payment System)による不正送金事件が起きたのは2018年4月のことだった。その1カ月後にはチリの大手商業銀行、バンクデチリで大規模なWiper攻撃が発生し1000万ドル(約10億5000万円)が香港の口座に流出したと言われている。サイバー攻撃に激しくされされている金融システムの実態を探る。

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